2012年2月6日月曜日

兄「やらせろ」 妹「断る」part3




――翌日


妹「バカ兄」

兄「なんだ、ヒワ妹」

妹「あーっ!!」

兄「いたい、弁慶でも泣くのに!!」

妹「バイク出して」

兄「出すだけな」

妹「連れていってよ」

兄「頼み方があるだろうが」

妹「御託ならべてないで早――」

兄「ヤバい、今無性に夕方あたりテーブルの上にローターがあるような予感が」

妹「お願いします連れていってくださいお兄さま」

兄「素直でよろしい」

妹「はーっ、都会は嫌だけど、不便なのは田舎の決定だな」

兄「どこまで行くんだよ?」

妹「レンタルビデオ店、今日返却日だった」

兄「……そんな時によくあんな態度でいられるな」

妹「なんのことですか、お兄さま?」

兄「調子良すぎだろ」

妹「あ、今日お母さんもお父さんもいないんだ……帰りにお弁当屋さんもお願い」

兄「……パシりじゃねーか」

兄「てか、弁当俺が払ったな」

妹「お母さんに夕飯代請求しよう」

兄「たく……」

妹「……」

兄「ん? 急に静かになったな?」

妹「え? そんなことないよ?」

兄(ああ……てか、このあたり公園とかないぞ!? 公衆便所どうすんだよ!?)

兄「仕方ねぇ」

妹「え?」

兄「ほれ、誰か来る前に藪でしろ」

妹「いっ、良い……帰ったらで良いから!!」

兄「股おさえて言うな、説得力ないぞ」

妹「バカ兄っ!! プライバシー考えてよ!!」

兄「デモクラシーな!!」←デリカシーです

妹「あうぅ……絶対来るなよ!?」

兄「もっと恥ずかしい場面に二回も出会してるだろうが」

妹「後で〆るから覚――」

兄「明日母さんがかえってきたらテーブルの上にローターが」

妹「すいません……」

妹「バカ兄」

兄「終わったか?」

妹「うん……その、紙」

兄「そのまま穿け」

妹「意地悪」

兄「家出る前に済ませとけアホ」

妹「うぅ……」

兄「……あ、俺が拭いて良いなら紙やる」

妹「へ、変態だー!?」

兄「そのまま穿くか?」

妹「拭かれるよりましだから」

兄「だけどやっちゃうんだな」

妹「く、来るなバカ兄っ!!」

兄「まあまあ、暗くて見にくいから大丈夫だって」

妹「気持ちの問題!!」

兄「ほれ、大人しくしろ」

妹「うぅ……」

兄(大人しくなるなよ)

妹「いっ!? ひゃん……」クチュ

兄「変な声出すなよ」

妹「変なところ触るから、あぅっ!?」

兄「変なところ? ここか?」ヌチュ、ヌチュ

妹「ばっ、バカぁ!!」ボカッ

兄「いてっ!! この、こうしてやる」ジュプッ

妹「いっ、ひんっ、入れちゃ、やらぁ……!!」

兄「狭っ……てか、ぬるぬるじゃねーか」ヌリュヌリュ

妹「バカ、言うなぁ!!」

兄「ほれ」ジュブジュブ

妹「やぁ!!」

兄「それとも、こっちが良いかな?」クリクリ

妹「痛い!! あん……」

兄(大分いじったな、そろそろやめるか)

兄(スーツ越しは手首が痛い)

妹「ひゃん、あぅん!!」ピクン

兄「あ、イった?」グイ

妹「ば、バカぁ!!」ボカッ

兄「いてっ!!」

妹「……早く運転しろ」

兄「お、おう」

兄(脅せねぇ……)


――

妹「あん、あっ、あっ!!」クリクリ

妹「くぅ!!」ビクビクビクン

ガチャ

兄「おい妹ー、弁当暖めておいたぞ――」

妹「えっ!? わっ!?」

兄「あ」

妹「嫌ぁぁぁ!!」

兄「鍵しろばへっ!?」

バタン

兄(近日死ぬかも)

――

妹「うぅ……バカ兄じゃない、ケダモノめ……」

妹「まだイってなかったのに」

妹「うぅ……」クチュ

妹「んっ、んっ……」スリスリ

妹「あぅっ、良いよぉ……」ゴシゴシ

妹「……んっ、生地が気持ち良い……」スリスリ

妹「んふっ……」ピクンピクン


――翌日


妹「ふぅ……バカ兄はいないか」

妹「全く、昨日は散々だった」

妹「く、くり……、なんか、どうにかなりそうだった」

妹「……はっ!? し、しない!! バカ兄いないけど三日連続なんだから警戒しないと」

妹「……うん、お風呂入ろう」

妹「セーター、適当に置いとこう、後でたたもう」

――

妹「はぁ……」チャプ

パッ

妹「えっ!? 何? 停電? あ、違う、ここの電球きれただけか……」

妹「まあ良いか」

妹「ふぁ……バイオリンのお稽古、疲れたなぁ……」

妹「早く上がって寝よう……」

妹「……」

妹「……」コックリ、コックリ


――

兄「はぁ、暑い……もう冬だってのに、汗相当かいたな」

兄「……風呂入ろう」

兄「妹ー? いないのかー?」

妹(……)スヤスヤ

兄「鍵しめないでどこに……」

兄「まあ良いか」


兄「てか、風呂はもうできてたみたいだけど、どこ行ったんだ?」

兄「さて、急に寒気が……汗が冷えたか?」

妹「あ、寝てた……」

兄「あれ、電球きれたのか? スイッチ入りっぱなしだったし」カチ、カチ

妹「えっ!?」

兄「ああ、妹は電球買いに行ったのか、スイッチも鍵かけるのも忘れて」

兄「そそっかしい、な――」

妹「な、何で!?」

兄「俺のセリフな!!」

妹「……出てってくれ」

兄「分かったよ、廊下にいるかな」

妹「……うん」

兄「……」

妹「……」

妹(何考えてるの)

妹「……」

兄「っくし!! 何か着よう……」

妹「……バカ兄」

兄「んあ?」

妹「……暗いし、寒いから、変なことしないなら良いよ」

兄「……良いよ、あがるまで待つ」

妹「風邪ひく」

兄「……じゃあ」

妹(どうしてこんな時に変態じゃないの……いや、望んでるわけじゃないけどさ……)

兄「邪魔するぞ」

妹「……」

兄「……」

兄(何でだよ、気まずいな)

兄「……バイオリン、どう?」

妹「楽しいよ」

兄「そか」

兄(……何だよ!? 罰ゲーム!? それともドッキリか!?)

妹「ねえ、バカ兄……背中、流してよ」

兄「……は? あ、ああ……」

兄「痛くないか?」ゴシゴシ

妹「うん、もう少し強くても良いかな」

兄「こうか?」ゴッシゴッシ

妹「痛い痛い痛い!! 背中削れる!!」

兄「シビアだなおい」ゴシゴシ

妹「もう……二の腕も」

兄「ハイハイ」ゴシゴシ

兄「きれいな腕、てか肌だよな」ゴシゴシ

妹「……あ、ありがとう」

兄(……わき腹もか?)ゴシゴシ

妹「ひゃ!!」ピク

兄「お、悪い」

ごめん、おさるさんと遊んでたorz

妹(……胸もやられちゃうのかな)

兄(……!? これ、色々チャンスじゃないか!?)ゴシゴシ

兄「……」モニュ

妹「ちょ、ちょっと待、んっ……」

兄「今から揉んでも間に合うかな」モミモミ

妹「グーで殴ろうか」

兄「嘘だよ、俺は好きだな、ちっぱい」モミモミ

妹「やっぱりチョキで」

兄「止めい、光を失いたくない」

妹(……もう)

兄「……」ゴシゴシ

兄「……」スリスリ

妹(ちょっと、そこはダメ……)ピクッ

妹(ひん……)ピクン

兄(わざとお腹やってるけど反応おもしれー)

妹(くぅ……)ピクンピクン

妹(んっ、んっ、んっ……)ピクピク

兄(……あきた)

妹(もう、少し……)ピクピクッ・・・

兄「あがるわ」

妹「ふぇっ……?」

兄「あとでモナカ食おうぜ」

妹(……わざととしか思えない……)

――

兄「ふぅ……あ、妹にCD貸してって言われてたな」

兄「……部屋の机に置いとくか」


兄「セーターつっとけよな……」

兄「コートとかあるし、ここにつれば良いか」

兄「……ここに俺がいても気付かないんじゃないか?」

兄「……にやり」

兄「脅かしてやろう」

――

妹「はぁ……全く、あのバカ兄は」

妹(……結構気持ち良かったのに)

妹(……ちょっとだけ)ス

妹(……鍵もちゃんとかけて)カチャ

妹(んっ……)クチュ

兄(……俺、積んだな……死亡確定か……ふ……童貞は捨てたかった……)

妹「んっ、んぅ、はっ……」クチュ、クチュ、クチュ・・・

妹「あ、まだローター返してもらってない……」

妹「……仕方ない、綿棒とベビーローションで……」がさがさ


妹「……」トロー

妹「……」ヌリヌリ

妹「んぅ」ピト

妹「はっ、はぁ、はぁ、はぁ……」ヌチュ、ヌチュ

妹「いんっ、ひっ……」ヌリュ、ヌリュ

妹「あっ、あっ……」ピチュピチュ

兄(鎮まれ巨神兵……滅びるぞ)

妹「んっ!!」ヌチュ

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